アメリカ・ミシガン州の野鳥を楽しむ!その①:10種の野鳥を紹介します

アメリカ・ミシガン州に住んでいると、野生動物をとても身近に感じられるようになります。とにかく自然が多く森も湖も沢山あるので、家の庭には毎日色々な動物が顔を出してくれます。今回は、家の庭に現れる動物の中でも特に野鳥の代表的なもの10種を紹介していきたいと思います。

バードフィーダーを準備しよう!

バードフィーダーとは、鳥に餌をあげる容器のことです。ミシガンには本当に様々なバードフィーダーが色々なお店で売っています。鳥の専門店だけでなく、ホームデポなどのホームセンターや、Meijer(マイヤー)などのスーパーでも売っています。

ミシガン州にはHamming bird(ハチドリ)も暖かくなると見られるので、ハチドリ専用のバードフィーダー(中に赤い蜜を入れるタイプ→詳しくはコチラ)を買うのもおススメではありますが、やはり、初めてバードフィーダーを買われるのであれば、無難にハチドリ以外の鳥用の、容器にタネなどの餌を入れるタイプにされた方が一年中楽しめると思いますのでおススメです。

バードフィーダーも色々な形や大きさのものがあります。大自然が広がるミシガン州では、野鳥が本当に沢山やってきますので、バードフィーダーの中の餌もすぐになくなってしまうことが多いです。なので、大きい容器ほど、一度に沢山の餌を入れられるので、自分で何度も餌を追加する手間が少なく、管理がラクだと思います。(ただ、大きい容器に沢山餌を入れていた場合に、アライグマなどの動物に全部餌を食べられてしまうと、その被害は大きくなりますが…)。

また、来た鳥が安定して餌を食べられる容器の形だとなお良いです。例えば、プラスチックの細長い筒状のもの(つるすタイプ)も沢山売られていますが、バードフィーダーの窓の横に止まり木のような棒のみが付いているものよりも、その止まり木プラス下にお皿のような受け皿が付いていると(下のカーディナルなどの写真を参照してください)、その受け皿にも小鳥がとまれるので、鳥が餌を食べやすくなります。

吊るすタイプのバードフィーダーを購入される場合は、吊るすための木などが近くにない場合は、吊るすための棒も一緒に購入しましょう。木などにバードフィーダーを吊るすと、木を伝って来る他の野生動物に餌を荒らされる可能性は大きくなりますので注意が必要です。

①ミシガン州の州鳥:アメリカンロビン(American Robin)

アメリカンロビン

ミシガン州の州鳥のアメリカン ロビン(American Robin)です。この鳥は、ミシガンの春を告げる鳥と言われており、ロビンの鳴き声が聞こえると、ミシガンの人たちは春の訪れを感じます。ロビンの特徴は、目の周りが白く、下の写真を見ていただくと分かると思いますが、お腹がオレンジ色です。22.5㎝~28㎝と大きさは大きめで、ミシガンの春~秋にそこらじゅうで飛んでいます。卵の色が特徴的で、キレイな青色です。なんと、私の住んでいた家の外の柱に営巣していました。

アメリカンロビンの写真

22.5②ノーザン カーディナル(Northern Cardinal)オス

カーディナル(雄

ノーザン カーディナルのオス(Northern Cardinal)です。私がミシガン州の鳥に興味を持つきっかけとなった、赤い鳥です。とがった頭と、赤いボディ、黒い顔が特徴です。サイズは20㎝~22.5㎝です。1年中ミシガン州にいるので、冬の雪の中にカーディナルのオスがいると、すごく目立ち、とてもキレイでかわいいです。餌を食べにくる時は、秋や冬は優しく「チッ、チッ、チッ」と鳴いているので、すぐに来たことが分かります。春は自分のテリトリーを誇示するために鳴き声が「ワーチャーチャーチャー!」という感じで勢いがあります。

③ノーザン カーディナル(Northern Cardinal)メス

カーディナル(雌)

ノーザン カーディナルのメス(Northern Cardinal)です。茶色いボディに、とがった頭と羽の部分に赤い差し色があり、くちばしも赤色です。顔はオスと同じく黒色です。サイズは20㎝~22.5㎝です。オスがメスに求婚する際に、オスがメスにエサを口伝いであげます。この光景を見たことがありますが、なんともほほえましくて、かわいかったです。

④ブルージェイ(Blue Jay)

ブルージェイ

ブルージェイ(Blue Jay)です。ミシガンの鳥の中でも、私の中では赤いカーディナルと1,2位を争うほど、このブルージェイのボディの色の美しさは見とれるレベルで感動しました。とがった頭はその時々で上を向いたり下を向いたりします。サイズは結構大きめで、約30㎝です。とても賢い鳥で、餌を集めたり、仲間間でのコミュニケーションも沢山取るようです。1年中ミシガンで見られます。鳴き声に特徴があり、ちょっとハスキーな感じで「ジェージェージェー!」と鳴きます。なので、庭に来るとすぐに分かります。

⑤ブラック‐カップド チカディ(Black-capped Chickadee)

チカディ

ブラック‐カップド チカディ(Black-capped Chickadee)です。オスもメスも同じ色をしており、黒い帽子をかぶったような頭が特徴的です。小さくて(13㎝)とてもかわいらしく、1年中ミシガンで見ることができます。バードフィーダーにもよく来る鳥として知られています。鳴き声もとても特徴的で、「チッカ ディーディーディーディー」と鳴くことから、チカディと名付けられたそうです。チカディも鳴き声で庭に来たことが分かる鳥です。

チッカディ えさやり

上の写真、なかなかすごくないですか?これは地元のアメリカ人の方に教えてもらったのですが、手のひらにナッツを置いて、じっとしていると、チカディがそれを食べに来てくれるのです!かわいくて私は感激でした。

⑥カナダ グース(Canada Goose)

カナダグース

カナダグース(Canada Goose)です。夏はミシガン州の至る所にいる大きな(63㎝~109㎝)鳥です。冬はミシガンの南半分くらいまでに南下します。黒い首と頭、その間の白いアゴが特徴的です。民家の家の屋根にも時々いますし、普通に家の近くを、散歩する人間のように堂々と歩いていることもよくあります。春には小さい生まれたての黄色いヒナを連れて、そこらじゅうを歩いているので、その光景はとても癒されます。湖でグースに餌をあげる人がよくいるのですが、グースが大きいので、群れで近づいてくるとものすごい威圧感があり、ちょっと恐怖を覚えるくらいです。

グースの赤ちゃん

⑦レッド‐ウイングド ブラックバード(Red-winged Blackbird)オス

レッドウイングド ブラックバード

レッド‐ウイングド ブラックバード(Red-winged Blackbird)のオスです。写真が少し暗めで分かりにくいのですが、本当は羽根の上の部分は、もっと鮮やかな赤と黄色になっており、シャープな感じで、とてもカッコ良い鳥です。夏の間だけミシガンで見られます。大きさは22㎝と大きめです。メスは下の写真の左に写っている茶色い鳥です。オスと同じサイズです。スズメかな?いや、こんな大きなスズメはいない!と思うと、大抵がブラックバードのメスだったりします。春と秋にバードフィーダーによく来て種を食べ、夏の間は虫を食べるため、あまりバードフィーダーには来ません。

ブラックバードのメス

⑧レッド‐ベリード ウッドペッカー(Red‐bellied Woodpecker)メス

レッドベリードウッドペッカー

レッドベリード ウッドペッカー(Red‐bellied Woodpecker)のメスです。大きめの鳥で、写真の後ろに写っている大きいブルージェイより少しサイズが小さいくらい(23㎝)です。背中の白と黒のシマシマ模様と頭の後ろの赤色が特徴的です。オスも色合いや大きさは同じですが、メスは頭の上は灰色で、頭全体の毛は短いのですが、オスは頭の上から首の後ろまで全部赤色で、しかも毛がフサフサしています。ミシガン州の南側の2/3くらいのエリアで1年中見られます。クモやムカデなどを見つけるために木に穴をあけたり、冬の準備でドングリやベリーを木の隙間に打ち付けたりするようです。

 

⑨七面鳥・ワイルド ターキー(Wild Turkey)

ターキー

ワイルドターキー(Wild Turkey)、つまり野生の七面鳥です。写真の画質が悪く、しかもピンボケしていてごめんなさい。お隣さんの庭に突然いたので、びっくりして急いで写真を撮ったら、ピンボケしておりました。最初はお隣さんのお家の屋根の上を2羽が歩いていたんですよ!すごいですよね。見るからに大きく、サイズは90㎝~120㎝です。ミシガン州の一部を除いたほとんどのエリアで1年中見られます。ターキーは、なぜかアメリカのゴルフ場のコースで沢山目撃されます。私は、民家の屋根の上を豪快に歩いているターキーを見たのは、この日が最初で最後でした。ターキーは虫や種、フルーツを食べますので、うまくいけば種などが入ったバードフィーダーにも来てくれるのでしょうか??私の家のバードフィーダーには一度も来たことがありませんでした。

 

⑩サンドヒル クレーン(Sandhill Crane)

サンドヒルクレーン

サンドヒルクレーン(Sandhill Crane)です。アメリカミシガン州にあるケンジントンメトロパークというとても大きな自然いっぱいのメトロパークがあるのですが、そこでかなりの高頻度でこのサンドヒルクレーンを見ることができます。クレーンとは鶴のことですが、日本の鶴の白いイメージとは違い、灰色の首で、下にいくほどボディが茶色っぽくなっており、目の上の部分が赤色、目は写真では見にくいのですが黄色です。ターキーと同じくらいのサイズで、102㎝~120㎝もあり、世界でも背の高い鳥の1つと言われており、足が長く、シルエットがとてもカッコ良いです。このメトロパークのサンドヒルクレーンだけかもしれませんが、あまり警戒心がない?のか、私たちが歩いていたら、私たちから30㎝くらいの距離まで接近してきたことがあります。

まとめ

アメリカ・ミシガン州で生活すると、外出しなくても、家の窓から外を見れば、沢山の野生動物が顔をだしてくれてとても楽しいです。今回は10種の野鳥をご紹介させていただきました。まだまだ他の野鳥の楽しみ方がありますので、次回、説明させていただきたいと思います。

 

・アメリカの野鳥グッズは日本未発売のおススメのものが沢山あります!ご興味のある方は、アメリカの野鳥グッズのご紹介の記事もお読みください。

ミシガンの野鳥を楽しむ②・ハチドリの記事もご興味のある方は是非どうぞ!

 

↓バードコール、ご存じですか?金属の金具をクルクル動かすと、小鳥のさえずりが聞こえます。これで鳥が集まってくることもあるんですよ!おススメです↓



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