バイオリンのアップリケ&立体的な弓の作り方

前回の記事でバイオリンのレッスンバッグの作り方をご紹介させていただきました。その際にバッグに付けた、バイオリンのアップリケ&立体的な弓の作り方を今回はご紹介させていただきたいと思います。今回、アップリケ以上に、バイオリンの立体的な弓の作り方を皆さん参考にされたいと思うのですが、私はこういうものをその時の感覚で、大きさや形なども適当に作ってしまうタイプで、後から作り方を説明しようと思っても、なかなかうまく説明できる自信がないのですが…、一応、今回の記事では立体的な弓の作り方も頑張って載せてみましたが、全く理解できない方がもしもいらっしゃいましたら、ごめんなさい…。

バイオリン本体のアップリケを作る

準備するもの


①バイオリンに使いたい色の布…私はシンプルな雰囲気&できるだけ簡単に作りたかったので、茶色と黒の2色にしました。


②片面接着芯&接着時に使用するアイロン


③両面テープ

バイオリンの好きな絵を書く(型紙)

まずは、型紙を作りましょう。どこかに載っているバイオリンの絵などを好きな大きさに拡大コピーしても良いですし、ご自身で絵を書いても良いと思います。私は自分で絵を描きました。あまり絵心はないのですが、左右対称のシンプルなバイオリンなら、紙を半分に折って、片方だけきちんとバイオリンの形を描けば、ハサミで切った際にきちんと左右対称になりますので、簡単ですよ。

かなり適当に描いた私の型紙を参考までに載せておきます。

バイオリンのアップリケの型紙

 

使用する布の裏側に片面接着芯をアイロンで付ける

型紙の大きさ分だけの片面接着芯を、使用する布の裏側にアイロンで接着します。片面接着芯を使用することで、布が薄くてペラペラでもしっかりして扱いやすくなりますし、布の端から糸がほつれにくくなります。

型紙に合わせて、パーツを型取りする

アップリケを作るポイントは、大きなパーツから順番に型を取っていき、徐々に小さいパーツをその上に重ねていくことです。つまり、バイオリンなら、最初にバイオリンの一番大きな外枠の型紙を取り、その後に手で持つ部分の細長い黒いパーツや、アゴを乗せる黒い卵型のパーツ(あごあて)などを切り取って、一番大きなバイオリン外枠の茶色の布に乗せていきます。

具体的な型取りの進め方…

①まずは一番大きなバイオリンの外枠になるパーツから型取ります。茶色の布に、チャコペンや自然に消えるペンなどで、型取りします。それをハサミでカットします。

型紙を取る

②今度は小さいパーツを型取りしていきます。私はまずは、あごあて(アゴを乗せるパーツ)とその近くにあるテールピース(弦を留める三角の部分)から始めました。あごあて&三角の型紙自体を切り抜いて、それを使って布に型取りします。

そして、既に①でカットした1番大きいバイオリンの外枠の茶色い布の上に、まずは、あごあて&三角の部分だけ切り抜かれた紙の型紙を重ねます。そうすると、あごあて&三角の部分だけ切り抜かれていますので、そこに、切り取った実際のパーツの布を置けば、位置もバッチリです!固定するために、パーツの裏側に両面テープを付けて貼り付けてしまいましょう。

型紙を取る

基本は、この作業を繰り返します。

③あまりにも小さいパーツは、布を切り取るよりも、自分で手縫いやミシン縫いをしてしまった方が仕上がりもキレイなことが多いです。なので、今回は、バイオリンの4本の絃はミシン縫い、数字のfのような形をしているF字こうと呼ばれる部分は、手縫いで適当に刺繍しました。

ミシンでジグザグ縫い

各パーツの周りをミシンでジグザグ縫いする

全てのパーツをカットして、両面テープで貼り終えたら、今度はミシンでジグザグ縫いです。黒い布を使っている場所は黒い糸、茶色い布を使っている場所は茶色い糸で縫うとキレイです。(私が今回使用した茶色い布ですが、糸がほつれやすく、ジグザグ縫いをしてもあまりキレイになりませんでした。が、意外にも、このレベルでもバッグに縫い付けてしまえば、そんなに目立たなくなります。)

ミシンでジグザグ縫い完成

手縫いで刺繍する部分など全て縫い終えたら、完成!

完成したら、バッグに手縫いで縫い付けてください。この際、糸のほつれがある場所は、意識して、手縫いの糸でうまく縫いまとめるようにしてみてください。

立体の弓を作る

まずは、糸を付ける前の状態のものを作成しましょう!だいたいのイメージをつかんでいただくために、下の写真をご覧ください。

下の写真の赤丸の2か所は、最後に糸を縫い付けるため、ここの部分の布は縫わずに、隙間を空けておいてください。

バイオリンの弓の作り方

 

準備するもの

①バイオリンのアップリケで使用した茶色の布…縦26㎝×横4㎝準備する。(この布の裏に、片面接着芯が付いていても、付いていなくてもどちらでも良いです。私は余った布の部分に接着芯が付いていたので、それを使いました。)

②バイオリンのアップリケで使用した黒い布(片面接着芯を接着してください)…縦4㎝×横2.5㎝、縦4㎝×2㎝をそれぞれ準備する。

③さらにアップリケで使用した黒い布(片面接着芯必要)…9㎝×6㎝(弓の毛を付ける場所・”毛ばこ”の部分に使用する。)

④弦の中に入れる長め&できれば飲み口の部分が曲がるストロー(私は全長25㎝の市販のストローを使い、そのストローの曲がる部分が5㎝でしたが、そこを端から3㎝カットしました。)

ストローをカットする

⑤弦の糸(馬の毛)の部分に付けるお好きな白っぽい糸(私は家にある毛糸を3本使いました)

弓の茶色の布に、黒い布をジグザグで縫い付ける

26㎝×4㎝で準備した茶色の布に、黒い布(4×2.5㎝、4×2㎝)を下の写真のように、ミシンのジグザグ縫いで縫い付ける。

バイオリンの弓

茶色の布を左右で縫い合わせていく

茶色の布の中心にストローを置き、両サイドの布を三つ折りにしながら少しずつ縫い合わせていきます。

ポイント①…ストローの先端部は、まずは先端部を覆うように約1㎝布を折り、その後、布の両サイドをストローを包み込むように三つ折りしながら縫い合わせます。下の写真をご覧ください。

バイオリンの弓の作り方

ポイント②…ストローは単なる芯として使用しているだけです。布を直角に曲げる部分は、布を直角に折りたたんでしっかり曲げて、その状態をキープしたまま縫い付けます。

バイオリンの弓の作り方

↓しっかり直角に縫い付けました。上の写真で三角に盛り上がった部分を、横に片方に倒して、縫い付けています。

バイオリンの弓の作り方

ポイント③…毛ばこ部分を作る。黒い布で丈夫に固めに作ることが大事なので、折りたたんで強度を増します。まず、9×6㎝の黒い布の、9㎝の方をそれぞれ2.5㎝、1.5㎝折りたたみます。

バイオリンの弓の作り方

次に、下の写真のように、さらに9㎝の方を半分に折りたたみます。そして、最後に6㎝の方を半分に折ります。ここまで折ると、かなり硬くなります。もしも、とても薄い生地で作られる場合は、もっと折りたたんでも良いと思います。この毛ばこの部分は、最後に糸を縫い付けるため、ある程度強度がないと糸を支えきれなくなります。

バイオリンの弓の作り方

↓できた毛ばこを、下の写真の位置に縫い付けます。この際、糸を縫い付ける側は何もせずに隙間を作っておきます。

バイオリンの弓の作り方

最後に糸(馬の毛の代わり)を縫い付ける

私は毛糸3本を束ねて使用しましたが、これは他の素材のものでも何でも良いと思います。ぎゅっと押し込んで、縫い付けてください。

バイオリンの弓の作り方

完成!!

完成です。あとはバッグに付けてみたり、リボンを付けてみたり、様々に楽しくアレンジを加えてみてくださいね!

バイオリン完成

こちらのバイオリンのアップリケを付けて、お手提げバッグも作れます。バッグの作り方は、コチラの記事をご覧ください。

 

 



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