アメリカ・ミシガン州の野生動物を楽しむ②アライグマやウサギ、マスクラットなど

アメリカ・ミシガン州は森と湖に囲まれたとても自然豊かな州です。ミシガン州に住んでいると、野生動物をとても身近に感じられるようになります。特に新緑の季節に入る春先~秋にかけて、家の庭には毎日色々な動物が勝手に顔を出してくれて、まるで動物園のようです。別の記事で庭にやってくるウッドチャックのご紹介を以前させていただきましたが、今回は、家の庭にやってくるその他の動物達をご紹介したいと思います。

アライグマ・Raccoon

ミシガンのアライグマ

アライグマは、体調:約40~60㎝、尾長:約20~40㎝と言われています。我が家の庭に来たアライグマも、かなり大きかったです。

バードフィーダーから地面に落ちた鳥の餌のおこぼれを時々食べにきており、最初に来た時は感動すら覚えました。が、とても賢いアライグマは、途中からバードフィーダーに入っている餌を直接食べようと、近くの木の枝を上手に登って伝っていき、バードフィーダーを自分の方に手で引き寄せてガツガツ食べるようになりました。あまりにも豪快に食べて、あまりにも荒々しい扱い方をするために、バードフィーダーが地面に落下したり、あっという間にバードフィーダーの中身も空っぽになってしまい、徐々に来られたら嬉しくない存在に…。

でも、春先に赤ちゃんのアライグマを4匹も連れてきた時は、かわいかったです。

ミシガンのアライグマ

うさぎ・Eastern Cottontail

ミシガンのうさぎ

体長:約30~40cm

ミシガンで見られる野生のうさぎは、Eastern cottontailだそうです。耳が短めのウサギです。私の家の周りをいつも走り回っていました。野生のうさぎが自分の家の庭に普通にいることが初めは信じられなくて感動しました。

↓オスとメスのつがいです。

ミシガンのうさぎ

↓そして、翌年の春先には、私の手の平に乗るくらいの大きさの、赤ちゃんウサギも家の周りを走り回っていました。すごく小さくて、とってもかわいかったです。

ミシガンのうさぎ

尾白鹿・White-Tailed Deer

ミシガンの鹿

写真がボケてしまい、見にくくてすみません。鹿の親子です。ミシガンには、White-tailed Deer(尾白鹿)と呼ばれる、お尻の白い鹿が生息しています。走る時に、シッポを立てて走るのが特徴です。

ある日、庭の方から視線を感じて振り向いてみたら、鹿の親子が家の中の私の方をじっと見つめていました。私が写真を撮ろうとしたら逃げてしまったので、その後ろ姿の写真です。

ミシガンでは、春先ごろから秋にかけて動物の交通事故が増えます。鹿の交通事故も多発しています。日本のように道端を人が歩くことはあまりないのですが、その分、動物の急な飛び出しがありますので、運転には十分注意してください。

クロリス・Black Squirrel

ミシガンのクロリス

このクロリスですが、Eastern Gray Squirrel(ハイイロリス:灰色のリスです)の突然変異だそうです。全身真っ黒なので、太陽の光を浴びて、その熱を吸収しやすい色をしているので、寒さに強いところが特徴です。なので、緯度の高いカナダや、ここミシガンなど限定的に見られる、実はとても希少で珍しいリスだそうです。

そんなクロリスですが、我が家の庭には毎日来てくれていました。全身真っ黒だと、シルエットもシャープな感じでカッコ良いですね。アメリカやカナダに来たら、是非ここでしか見られないクロリスを探してみてください。

ミシガンのクロリス

 

シマリス・Chipmunk

シマリス

ズボンをはいているような色合いのシマリスです。野生のシマリスもミシガンで初めて見ました。この1匹だけでなく、他にもこのズボンをはいているような色合いのシマリスが数匹来ていました。ほっぺたの部分に、鳥の餌を沢山含ませて帰っていきました。

ミシガンのシマリス

 

キツネリス・Fox Squirrel

ミシガンのアカリス

私が見たキツネリスは、体調:約45㎝、尾:約30㎝です。

このキツネリスは、アメリカの木に生息するリスの中ではかなり大きい種だそうです。確かに、シッポも立派です。

ミシガン州の私が住んでいたエリアでは、他にもハイイロリス・Gray Squirrel(体がグレー)、アカリス・Red Squirrel(目の周りが白く、お腹も白い。体は赤っぽい茶色)など、様々な種類のリスが近所の木に生息していました。

マスクラット・Muskrat

ミシガンの水辺のいきもの

体長:約30㎝、尾:約25㎝

アメリカ・カナダに自然に生息しています。最近は、日本にも移入して住みついているようです。

今回ご紹介した動物の中で、唯一このマスクラットだけ私の家の庭から直接見たわけではなく、マスクラットは私の家の近所の湖に住んでいました。私が湖のほとりに散歩に行くたびに、マスクラットが湖をとても上手に泳いでいました。最初はカワウソかも!?とも思ったのですが、ちょっと違うなぁと色々調べてみたら、名前が判明しました。陸にあがっているマスクラットの写真(上)は、個人的にはレアな写真でして、普段散歩に行っても、ほとんどしっかりした姿を地上で見たことがなかったです。泳ぐ姿は度々見ましたが、顔とシッポを上手水上に出して泳ぎます。ミシガンの様々な湖に住んでいますので、チェックしてみてくださいね!

ミシガンの水辺のいきもの

ウッドチャック・Woodchuck

ウッドチャック

とってもかわいいウッドチャックは、ミシガンに沢山住んでいます。ウッドチャックの説明は、別の記事でウッドチャックの特集をしておりますので、そちらをご覧くださいね。

沢山の野鳥たち・Wild Birds

カナダグース

私はバードフィーダーを庭に置いて、沢山の野鳥にエサをやっていたので、本当に色とりどりの野鳥が季節を通して庭に遊びにきてくれました。ミシガンの野鳥の詳しい説明は、私の野鳥の記事に書いておりますので、是非(ミシガンの10種類の野鳥)(ミシガンのハチドリ)の2記事を参考にしてください。どこにでも見かけるカナダグース(上の写真)や、大きな七面鳥(下の写真)など、日本では決して野生の姿を見ることができない種類の鳥たちを、ミシガンでは普通にみることができます。

ミシガンの七面鳥

 

野生動物は触らない!狂犬病に注意!

ミシガンでは日本で見られないような野生動物が、普通に家の庭を横切っていくので、初めの頃はそれを1日中眺めているだけでもとても楽しい時間を過ごすことができます。

ただ、だからと言って、野生動物は病気を持っていることがありますので、絶対に、触れないようにしましょう!別のウッドチャックの記事にも書いたのですが、私の庭に、狂犬病にかかったウッドチャックが来たことがあります。狂犬病のウッドチャックは、激しく走り回ったり、よだれをダラダラ垂らして、色々なものに噛みついたりして、とても攻撃的でした。私は家の窓越しでそれを見たため、被害はありませんでしたが、それでもやはり、怖かったです。

なので、動物はかわいいのですが、やはり距離を保ち、窓越しから眺めるくらいで楽しめると良いですね!

 

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