アメリカ赴任!駐在妻の生活(苦労編)

駐在妻ってなんとなく響きは華やかで素敵な感じがしますが、一体、どのような生活を送っているのでしょうか?実は、駐在妻の生活は大変で、色々な困難を力強く海外で生き抜かなければならない場面が沢山あります。もちろん、人や状況によって大変さは違ってくるとは思いますが、ここでは、私の住んでいたアメリカ・ミシガン州での駐在妻の生活の中で、多くの人が苦労すると思われる場面の一例を紹介させていただきます。

目次

言葉の壁

アメリカに住んでいるだけで英語が話せるようになると、私は渡米前は思っていたのですが、これは大きな間違いです。

普通に生活しているだけで、ある程度は英語を聴けるようにはなりますし、挨拶などの簡単なやり取りもできるようにはなります。でも、現地の人と英語で普通にペラペラとコミュニケーションを取りたいと思ったら、(もともと流暢に話せる人以外は)頑張って勉強して、時には現地の人と話してうまく話せなくて悔しい思いをするなどの経験を積んで、地道にやっていくしかありません。

アメリカで私が会った奥様で、英語の勉強を必死に頑張っていらっしゃる方々がいる一方、もう何年も住んでいるはずなのに日本人だけでかたまってしまい、英語がほとんど話せない方も結構いらっしゃいました。

いやいや、私は絶対に日本人だけでかたまることなく、外国人のお友達を作って、英語ペラペラになるんだ!」と、多くの駐在妻の方々も思われているとは思うのですが、意外にこれが大きなハードルだったりします。

なぜかと言うと、まず、来たばかりの頃は、現地の生活スタイルに慣れ、車の免許を取得し、お子さんがいらっしゃる方はお子さんの学校を決め、お子さんの学校で先生との英語のやり取りなどもあり、しかも同じ会社の日本人同士のつながりも大事…など、実は自分の英語の勉強よりも他に優先しなければいけないことが多いのです。家から一歩出れば、そこでの言語は英語なので、スーパーなどで定員さんと簡単な英語でやりとりすることだけでも最初は緊張してしまい、買い物に行くだけでもそれがビッグイベントとなり疲れてしまう人だっています。

とにかく外国での生活は、常に気が張っている部分があり、結構必死なのです。なので、何のストレスも感じずに自然に自分の想いを伝えられる日本語を話せる相手は本当にラクで、癒されることさえあり、日本人と集まりがちになります。

しばらくして現地での生活に慣れてきても、この日本人同士でいることの心地よさに慣れてしまうと、

「もう別に無理してそこまで英語を勉強しなくても、時にはジェスチャーもふまえて簡単な英語のやり取りさえできれば何とか普通に生活できる…いざとなったら旦那様に話してもらえばいいや…」という結論になり、そのまま英語力は向上することなく、赴任期間を終えて日本に帰国することになるのです。

これが悪いということではなく、立派に海外で生活されていることだけでもすごいことですので、こういう生活もアリだと思います。

ただ、もしも英語を話せるようになりたい!と強い意志をお持ちでしたら、上述したような大きなハードルを飛び越えて、日本人とのラクな付き合いだけでなく、どんどん外に出て英語に触れて勉強も頑張ると、また新しい楽しみも増えてくると思います。

子供へのフォロー

親がすぐに現地に馴染めたとしても、子供が馴染めないことはよくあります。そりゃそうですよね、突然、言語も文化も違う環境に放り出されるわけですから。渡米当初、現地校で英語でコミュニケーションしなければいけないことは、子供にとっては相当なストレスになると思います。また、アメリカ・ミシガン州では、子供たちは平日は現地校に通い、毎週末に日本人補習校に通うケースが多いです。

子供たちは現地校の宿題の他に、日本人補習校で出される宿題もしなければいけません。親は家庭学習のフォローもしてあげなければいけませんが、ご主人様は忙しいことが多いので、たいていはこれが奥様の役目になります。

渡米してしばらくは、奥様は自分も精一杯なところですが、それ以上に気がかりなのはお子様の様子になると思いますので、しっかりフォローしてあげて下さい。

病院

やはり、病院は大変です。

自分や家族が病気になって病院に行かなければならない時、現地のほとんどの病院では、自分の体調を英語で説明しなければいけません。でもよっぽど英語ができる人以外は、診察の際に病院の専門用語など咄嗟に出てきませんし、自分の伝えたいことがもしもうまく説明できず間違って相手に伝わってしまったら、体のことですので命にもかかわってくる可能性もあり、危険ですし心配ですよね。

アメリカ・ミシガン州には、ミシガン大学病院という大きな病院があり、またとても有難いことに、その病院には「日本家庭健康プログラム」というヘルスシステムがあり、日本人のための家庭医療のクリニックがミシガン大学病院の建物とは別にあります。そこには日本人の先生もいらっしゃいますし、外国人の先生に診ていただく際には日本語の通訳さんをお願いすることもできます。

こういう意味では、ミシガン州のミシガン大学病院の近くに住んでいる日本人の方々は、とても恵まれた環境にあると思います。なので、私もそこに通っていたのですが、なんとその病院は私の住んでいる家から約100キロ離れていました。フリーウェイ(アメリカの高速道路)で時速140キロでガンガンに走っても、家から病院まで片道約40分かかりました。体調が悪い時に、フリーウェイを使うのも私は大変でした。

でも、日本語で正確に症状を伝えられるメリットを考えると、この距離は仕方なかったのですが、やはり日本では家からそんなに遠くない距離に病院があることを考えると、アメリカでの病院通いは大変でした。(ミシガンに住む予定の方は、ミシガン大の「日本家庭健康プログラム」がある家庭医療クリニックの近くで家を探してみるのも良いかもしれません)

また、赴任中に一度だけですが、私の夫が、日曜日の夜に突然激しい頭痛に襲われて、ほとんど動けなくなってしまった緊急事態がありました。その際は、私が動けない夫の体を必死で支えながら近所の病院のER(救急救命室)に車で行き、ドクターとやりとりする羽目になってしまいました。夫の体調がおかしいことだけでも心配で不安なのに、この状況で英語でドクターに症状の説明や、治療内容の相談などを私は必死で話さなければならず、今思い出しても大変だったなぁ…と思います。

やはり、駐在妻にとって、病院に行くというのは大きな試練の一つだと言えると思います。

ワンオペ育児

お子様がいらっしゃる方は、たぶん日本に住んでいる以上に完全なるワンオペ育児になる可能性が高いです。ご主人様以外に、頼れる身内が誰もいないので、ちょっとだけ預かってもらう…なんてことも全くありません。

唯一頼りたいご主人様は、日本とアメリカの時差の関係から、日本の勤務時間に合わせて日本と会議をしなければいけませんので、アメリカの早朝時間から日本とのテレビ会議、そしてアメリカの深夜時間からも日本とのテレビ会議や電話でのやり取りがあり、もちろんアメリカでは日中はアメリカの仕事をしており、とにかくずっと仕事をしているので、全く頼れません。

そして土日は時々、ご主人様は会社のお付き合いでゴルフがあることも。またご主人様1人でアメリカの他のエリアや、日本に何日も出張に行ってしまうこともあります。そんな時は、アメリカで頼れる存在は誰もいないので、何かトラブルが発生したら、アメリカで一人で奥様は解決を試みなければいけません。

狭い日本人社会

他の記事(アメリカ赴任!駐在妻の心得)でも書かせていただきましたが、海外の日本人社会はとても狭く濃いです。駐在妻は、現地で働いてはいけないので、未就園児のママ以外は、皆さま結構自分の時間があります。なので、他人にも興味がいきやすい環境にあります。

会社の奥様の集まりで、各自がお料理を持ち寄るポットラックパーティーもよく開催されますが、そこで話した内容が、よくない噂となって、何もかもあっという間に広まってしまうこともあります。万が一、会社の奥様方に嫌われてしまったりすると、陰口どころか、下手をすると陰湿な嫌がらせなどされる可能性もあります。

会社でのご主人様の役職や年齢、色々な立場のある方が集まる組織ですので、失礼のないように…、でもあまり1つの人間関係にどっぷり漬かることもなく、適度な距離感でスムーズにお付き合いできるといいですよね!

海外では、ただ同じ日本人というだけで親近感が沸き、近づこうとしてしまう傾向にあります。価値観やフィーリングの合う友人はかならず探せばいますので、急がず焦らず自分のペースでやっていきましょう。近所のESL(English as a Second Languageの略。英語を母国語としない人のための英語クラス)などに積極的に出かけて行くと新たな人間関係や世界も広がっていって楽しいですよ。真剣に英語を勉強したい方は、コミュニティカレッジのESLもおすすめです。

アメリカ・ミシガン州にあるDETROITの街並み

まとめ

海外で生活することは、やはり大変なことも多いです。他の記事でも、私のアメリカ恐怖体験もご紹介しております。今回は苦労編をご紹介させていただきましたが、でも楽しいこともいっぱいありますのでご安心を!むしろ、大変なこと以上に楽しいことや貴重な経験の方が多いので、相殺されるどころか、マイナスの面がそれほど苦にならないくらいちっぽけに思えてくるほどです。楽しい面は、また違う機会に沢山紹介させていただきたいと思いますので、お楽しみに。

 

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