アメリカの歯科で歯の治療!日本の治療との違いを検証

アメリカの歯科は日本の歯科と違いがあるのでしょうか?私は、アメリカ・ミシガン州の歯科で歯の治療をしてもらいましたので、経験談も含めて、アメリカの歯科情報をお伝えしたいと思います。

アメリカの歯科保険に加入している?

アメリカの歯科保険は、各個人が自分の会社などを通して民間の保険会社に加入することが一般的だと言われています。その歯科保険の内容は、保険会社にも違いがあり、また1つの保険会社が様々な歯科保険のプランを提供しているため、選択するプランによって保険適用となる歯の治療が異なってきます。

なので、まずアメリカで歯の治療をお願いしたいと思った場合は、ご自分が加入している保険会社&プランの内容を事前に確認されることが必要です。医療保険に加入していても、歯科保険はその医療保険ではカバーしていないこともあります。たいてい、日本からアメリカに赴任してきた駐在員の皆さまは、歯科保険もカバーしている医療保険に加入している可能性は高いとは思いますが、万が一、加入していなかった場合は、歯の治療は実費負担となり、ものすごく高額なお支払いをしなければいけなくなる危険もありますので、とにかく確認が必要です。

歯科保険のプランのどこを確認したらいいの?

アメリカの歯科保険に加入している場合、そのプランには大抵、以下のような内容が載っていると思いますので、確認してみましょう。

Yearly Maximum(年間の支払われる上限額)…1年間に保険会社から支払われる治療費の上限金額。この上限金額を超えた分の治療費は、自己負担となります。

Deductible(年間免責額)…1年間のうちに一度でも歯科を受診した場合(予防や診断だけの場合も含む)に、必ず自己負担する金額。

 

保険適用率も載っていると思いますので、確認しましょう。

Preventive(予防や診断のみ)…〇〇%(何パーセント適用されるか数字が記載されている。)

Basic(詰め物、抜歯など)…〇〇%(何パーセント適用されるか数字が記載されている。)

Major(クラウン、ブリッジ、入れ歯など)…〇〇%(何パーセント適用されるか数字が記載されている。)

※Preventiveは比較的保険適用率が高い(100%など)傾向にあります。次にBasicの保険適用率が高く、注意が必要なのはMajorです。クラウンやブリッジは治療費がとても高く、保険会社の保険適用がない場合もあります。もしもアメリカでクラウンやブリッジの治療をする場合は、事前に保険会社に治療費の自己負担額がいくらになりそうかを問い合わせた方が良いです。その際に返答があった見積額も、あくまで見積額なので、実際に治療していく中で自己負担額が増える可能性もあることも覚悟された方が良いです。

アメリカの歯医者さんに実際に行って感動した4つのこと

私は、日本でやってもらった歯の詰め物がアメリカで取れてしまい、アメリカの歯科にお世話になりました。

まずは、日本の友人達の間で評判の良い歯医者さんのリサーチから始まり、電話で予約を入れます。ここまでは日本と同じですね。驚いたのは、診察・治療時です。

歯のレントゲンは、治療する個室で行う。

日本だとレントゲン室に行って、たいてい歯のレントゲンを撮ると思うのですが、ここでは治療台に座ったままの状態でレントゲンを撮影しました。部屋を移動しなくて良いんですね!

 

私は左側の奥歯に虫歯の治療をした歯が2本、右側にも同様に2本あるのですが、今回、左側の1本の歯の詰め物が取れてしまいました。レントゲン撮影の結果、今回詰め物が取れた歯は少し虫歯になっていました。また、残り3本の虫歯の治療跡も15年前に詰め物をした以来何もしていなかったので割れているものもあり、自分の保険内容もチェックして、とりあえず、4本の歯の詰め物を全部新たにレジン充填に変え、ついでに虫歯があったら治療もするプランをお願いしました。

治療時に、サングラスを渡された。

サングラスをして下さいね~と言われて、渡されました。これにはびっくりしました。でも、治療中のサングラス、私にとってはとても快適でした♪いつも治療中に目のやりどころに困ったり、あんまり歯医者さんを凝視するのも気まずかったりして微妙なのですが、サングラスをすると、全くそんなこと気にしなくて良くて、なんだかラクでした!ま、患者さんの表情とかを見れないのって不安じゃないのかな?とお医者さん目線で少し気になる部分もありますが、私にとっては快適で、日本でも導入希望です。

口を開けて治療する際に、口に何かを挟み、口が自然に閉じないようにする。

口を開けたら、その状態が無理なくキープできるように、何かをはさみました。これもすごく快適でした。口をずっと開け続けて、あおむけで寝転ぶのって、実は結構疲れますよね。それが、何かを挟んでもらえるので、力まなくても自然に口を開けていられました。これも感動して、日本でも導入してほしいな…と本気で思いました。

1回の通院で一気に虫歯治療が完了する!

どれくらい通い続けないといけませんか?と、4本もあるし…これは結構時間かかるだろうなと心配になって、治療前に歯医者さんに聞いたところ、意外な返事が返ってきました。

「左右に2本ずつあるから、両サイドを一気に麻酔をすると大変なので、今日はとりあえず左の2本を終わらせるだけにして、次回右側2本を治療しましょう。あ、クリーニングも希望?だったら、クリーニングは次回右側2本を治療するときに一緒にやりましょう!」

これも本当にびっくりしたのですが、なんと、その日のうちに、左の2本の虫歯の治療、つまり、削って、型取りして、レジン充填(詰め物)、最後の噛み合わせのチェックが完了してしまいました!日本のように仮詰めなどをする必要もなく、その日に治療が完了するなんて、感激~!

その次の来院時は予告通りに、右の2本の虫歯治療が完了!その後に、クリーニングしてもらい、たった2回の治療で私のアメリカの歯科通院は無事に終わりました。

アメリカの歯科情報

まとめ

アメリカの歯医者さんは、行ったその日に虫歯治療が完了し、サングラスを治療中にかけられる病院もあるなど、日本とは違う面が色々あって面白かったですし、良い経験でした。

アメリカ赴任中に歯科治療が必要になった方は、ご自分が加入している歯科保険の内容をしっかり確認した上で、治療前に歯医者さんと治療プランも納得するまで相談し、治療に臨めると良いですね!

 

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