アメリカへ赴任し、駐在妻として生活を始めると、様々なパーティーにお呼ばれする機会があると思います。アメリカですと、手作りのお料理を一品持参するポットラックパーティーも多く、何を作ろうかとあれこれ悩んでしまいますよね。
今回は、アメリカ人のパーティーにお呼ばれしてもらった際に、私が持参したケーキが、まさかのアメリカ人の大人(20歳以上~70代まで)の方たちの間で大絶賛されて、レシピまで教えてほしいと言われましたので、そのケーキ&レシピをご紹介したいと思います。
アメリカで売られているカラフルなケーキあれこれ
まずはアメリカ人の方々が小さいころから味やデザインで慣れ親しんでいる、そこらじゅうのスーパーなどで売られているアメリカンなケーキを見て下さい!日本のケーキと比較すると、あり得ないくらいものすごくカラフルで、びっくりしますよ。
↑ものすごく大胆なデザインです。黄緑、黄色、赤色、青色のケーキです。
↑ケーキと言うよりも、アートのようです。キレイです。
↑アメリカのコストコのケーキです。こちらもカラフルです。
日本の感覚だと、紫や原色の赤や黄色のお菓子を見ると、少し危険な怪しいイメージが先行していまうのですが、アメリカでは、こういったカラフルなケーキが普通に沢山売っており、これを見て「うわぁ~ケーキだ!美味しそう~!」となるわけです。まさに文化の違いですね!
アメリカンなケーキの味は?
このアメリカンなカラフルケーキの味ですが、とにかく甘い!の一言に尽きます。日本のケーキと比較すると、食感とかフルーツとの酸味を効かせるとか、そういったものはなくて、とにかく甘いです。なので、私はアメリカ人は皆、ケーキはこういったタイプの味が好きなものなのだと思っていました。
ポットラックパーティーでアメリカ人から大絶賛された意外なケーキとは?
アメリカ人から大絶賛されたのは、意外なケーキ!
私達夫婦以外は皆アメリカ人だけのポットラックパーティーで、私が持っていって、アメリカ人の大人の誰もが興奮するレベルで美味しい!と絶賛してくれたケーキですが、実はそれは、とっても無難な”レアチーズケーキ”でした。「え?そんな無難なケーキが大絶賛?うそでしょ!?」と思われるかもしれませんが、実は私が一番びっくりしたくらいでして…、アメリカ人の方々も、意外にも程良い甘さのケーキを好きな人が多いことを知った瞬間でした。
その人たちの実際の感想ですが、
例えば「私は今までケーキは甘すぎて好きじゃなかったんだ。でもこのケーキは別だね!どんどん食べられる!!(by.70代のおじいさん)」
「これすごく美味しい!この甘さがちょうど良いよね!レシピを本気で教えてほしいんだけど、メールアドレスを交換してもらっても良い?(by.30代女性)」
「このケーキ誰が作ったの?これ本格的なプロの味だよね!美味しい!(by.20代女性)」
などなどです。
私はたいしてお料理も上手ではなく、お菓子作りもアメリカに来てからぼちぼち始めたレベルですので、プロでも何でもありません。ただのチーズケーキを作っただけです。もちろん、社交辞令としてお互いのお料理の味を褒め合う部分もあったのだとは私も思っていますが、それにしても、皆さんの反応はとても良く、これをきっかけにメアドも交換してレシピのやり取りをした方もいたくらいで、アメリカ人が多く集まる場所でのレアチーズケーキの威力を知りました。
日本人が好むケーキはアメリカ人にとって物足りない味のものも多い
今回、チーズケーキが大絶賛だったのですが、だからと言って、アメリカ人が日本人が好むケーキを全部受け入れられるか?と言ったら、それは難しいようです。もちろん、人種を問わず、その人の食のし好というものがありますので、甘いものが絶対ダメな人もいれば、甘いものが大好きな人もいますので、あくまで一般論ですが…。
特に、日本人の定番である”ショートケーキ”は、アメリカ人の友人に言わせると、見た目も少しおとなしい感じで、味も中途半端で物足りないようです。なので、これはポットラックパーティーには不向きだと思います。
日本人だけのポットラックパーティーでチーズケーキ率が高すぎて大変だった事件簿
レアチーズケーキは日本人の間でも一般受けしますし、そもそも焼かなくて良く簡単に作れる点でも、ポットラックパーティーに持参しやすい一品です。
私もアメリカに来てすぐのポットラックパーティーに、レアチーズケーキを手作りして持っていったことがあります。
そうしたらですね、なんと!その日にチーズケーキを作ってきた人が、まさかの6人!!!そのうちレアチーズケーキは2人、ベイクドチーズケーキは4人でした…。デザートはほとんどチーズケーキになってしまい、味や出来栄えを無意識に他の人のものと比較してしまったり、とにかくあまり嬉しくない出来事でした。
なので、日本人同士でポットラックパーティーを開催する場合は、事前にどのようなものを作っていくかお互いに伝えあう場合も多いのですが、もしも事前連絡なしで何かを手作りして持っていく場合は、チーズケーキは誰かとかぶる可能性が高いので、かぶると嫌だな…と思われる方は、他のものを持参されると良いですよ。
私が手作りしたチーズケーキのレシピ
私がアメリカ人のポットラックパーティーに持参したチーズケーキのレシピをご紹介します!初心者でも失敗することなく、美味しく簡単に作れますので、おススメですよ。
ポットラックパーティーの一品に、どうぞ!
レアチーズケーキのレシピ
①台を作る
材料 ・グラハムクラッカー 100g
・バター 30~40g
作り方
手で荒く砕いたグラハムクラッカーと、バターをフードプロセッサーにかける。ガッガッと何度もかけて、バターが全体に回って、しんなりさせたら、それを18㎝くらいのケーキ型(底が抜けるタイプの方が扱いやすい)の底に敷き詰める。ギュッと手で押さえることが大事!
②チーズケーキ部分を作る
材料 ・クリームチーズ 200~250g
・生クリーム 1カップ
・卵 2個
・薄力粉 大さじ3
・砂糖 1/2カップ
・レモン汁 大さじ1
作り方
上記の材料を全部フードプロセッサーにかける。均一に混ざったら、①の台の上に流し込む。それを冷蔵庫で固まるまで冷やす。
まとめ
アメリカ人でも美味しいと感じる、甘さ控えめのチーズケーキをポットラックパーティーに持参して、パーティーでケーキの作り方などで会話も盛り上がったら嬉しいですよね!このレシピで一度、お試しあれ~!
↓この底が取れるタイプのケーキ型は、こびりつきにくく、使いやすいのに、お値段もお手頃なのでおススメです↓