子供のアメリカパスポート更新手続きの情報①予約・書類・持ち物:16歳未満の場合

アメリカ国籍保有のお子様の米国パスポート更新手続きの情報をご紹介いたします。アメリカで生まれ、現在は日本で暮らしている、日米の2重国籍を保有する日本在住のお子様がいらっしゃると思います。私の子供もそれに該当するのですが、今回久しぶりにアメリカへ旅行する際に、子供のアメリカのパスポート更新手続きが必要!!!ということを知り、ドタバタしてしまいました。突然の渡米の際にも焦らないように…、皆さんにも情報を共有したいと思います。

関連記事:米国領事館内での子供のアメリカパスポートの更新手続き&面接情報をご紹介


米国籍のある人はESTA申請してはいけない!!

アメリカ

アメリカ旅行を計画し、さっそく家族全員のESTA申請をしなければ…と、アメリカ大使館のESTA申請の説明を読んでいたところ、とんでもない情報(私にとっては晴天の霹靂!それとも、これは常識なのか…!?)が記載されていました。

「米国籍保有者はESTA申請はせずに、アメリカ入国時には必ずアメリカのパスポートを提出する必要がある」と記載がありました。マジか~めんどくさ!

いくら日本のパスポートを持っていても、アメリカ国籍保有者はアメリカ入国時は米国パスポートが必須だそうです。私は4人家族ですが、そのうち日本国籍オンリーの3人はESTA申請が必要で、日米の2重国籍の子供1人だけは米国パスポートの更新手続きをし、それを持参しないとアメリカへ入国できないことを知りました。

私達は、アメリカ旅行まで2か月半の時間の猶予はあったものの、更新の手続きの方法を読んでさらにびっくりしました!!結構大変なのです…。

 

アメリカのパスポート更新の準備(予約・必要書類など)

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在日米国大使館・領事館のサイトでパスポート更新の予約を入れる

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どうやら18歳以上の一定の条件を満たしている人は、郵送でもパスポート更新手続き可能なようですが、18歳未満の場合はパスポート更新手続きをしてもらえる在日米国大使館や領事館へ直接足を運ぶ必要があります。さらに16歳未満の子供のパスポート更新手続きは、両親も同伴が求められ…大変!!!

というわけで私の子供は16歳未満ですので、まずは、自分の家から一番行きやすい在日米国大使館や領事館のサイトから、パスポート更新の申請日を予約する必要がありました。我が家から一番近くの名古屋の領事館で申請できるのかと期待したのですが、まさかの名古屋ではパスポート更新はできない…と判明しました。悲しい…。

これまた厄介なことに、申請予約を入れられる日程が基本は平日の午前中のみ。そして上述したように、16歳未満の子供がパスポート更新申請をする場合は、基本は両親も同行する必要があります(片親しかいけない場合は、色々と書類が必要です)。というわけで、両親の仕事のスケジュールや、子供の学校のスケジュールなども加味して予約日を決める必要がありました。

予約時の注意点!!

申請日はネット上で簡単に予約できるのですが、予約完了時に予約ナンバーやパスワードが画面に表示されます。この予約ナンバーとパスワード(Appointment UIDとAppointment Password)をどこかにメモしておく、もしくはその画面を印刷するなどして、忘れないようにしましょう!!!予約確定のメール等が自分あてに後から届く等のサービスはありませんので…、この予約ナンバーやパスワードは予約完了画面にだけ表示される大切なものになりますよ!!私は危うくメモする前にその画面を閉じるところでした…。

 

とりあえず、私の場合は、我が家からおおきく県をまたいだまさかの大阪にある大阪‐神戸在日米国総領事館へ予約を入れることになりました…。申請日の朝9時半の予約がとれたため、当日は余裕を持って朝5時半くらいに車で出発し、高速道路をガンガンに飛ばして現地へ向かいました。これだけでも大変…。

パスポート更新の申請完了後、パスポートが自宅へ届くのは、遅い時だと約6~8週間かかる(早い場合は、3週間前後と言われています。アメリカ本土で発行されるため、時間がやっぱりかかるみたいです。)ということですので、旅行の日程が間近に迫っている方は、とにかく急いで大使館・領事館へ申請日の予約を入れましょう!

 

※旅行時には、スキミング機能の付いたパスポートケースがとてもおススメです。

パスポート・スキミング防止ポーチ


米国パスポート更新を申請する際に必要な書類を準備する

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米国パスポート更新手続きに必要な書類は、在日米国大使館・領事館のサイトに詳しく情報が記載されていますので、もちろんそちらでチェックされることをおすすめします。参考までに、今回、私が準備した書類は以下の通りです。

 ①失効したパスポート

失効したパスポートは確実に必要になりますので、忘れずに持っていきましょう!!

米国籍の証明として②でも使用できる失効したパスポートは、米国大使館HPの持ち物リストにはまるで必須項目ではないような雰囲気を醸し出しているのですが、失効したパスポートは、更新時に確実に提出が必要なものでした(私は実は②の予備として持っていっていたのですが…持って行って良かったです。え?これ常識??笑)。

パスポートの更新手続きの際に、失効したパスポートは一旦回収され、新しいパスポートと一緒に送られてくるということでした。

 

②米国籍の証明(原本+コピー1部)

私の子供の場合は、アメリカで誕生した際に申請したパスポート(既に失効していますが、失効していても国籍の証明になるそうです)か、アメリカの出生証明書(Birth Certificate)の2つが手元にありました。が、下の項目④親子関係の証明でも使用できる出生証明書の原本&コピー1部を準備しましたと言いつつ不安なので、一応、失効した米国パスポートも予備として持参しました。←後日談ですが、むしろ失効したパスポートを持っていかないとダメでした!!

 

③親の同意

16歳未満の申請者のパスポートの発行には、両親の同意が必要とのこと。申請の際に、子供&両親が揃って大使館・領事館へ行くことが一番ラクでスムーズです。両親揃って同行できない場合は、何やら面倒そうな書類提出が必要になります…。

 

④親子関係の証明(原本+コピー1部)

こちらもアメリカの出生証明書(Birth Certificate)で良いということでしたので、①で準備したBirth Certificateの原本&コピーを、こちらの③の証明にも使用することにしました。

 

⑤両親の有効な身分証明書(原本+コピー1部)

我が家のケースでは、有効期限内の両親の日本のパスポートの原本&コピーを準備しました。在日米国大使館へ入る際に全員分のパスポート持参が必須ですので、どちらにも使用できて一石二鳥です。

身分証明書が外国語(日本語など)の場合は、英訳が必要とのことですので、記名が英語表記であるパスポートが一番ラクだと思います。この時点でもしも親のパスポートが失効していたら面倒ですよね…有効期限内で良かった…。

 

⑥パスポート用写真1枚

背景は白のみ。サイズは5㎝×5㎝。眼鏡着用不可です。

近所にある証明写真ボックスで個人写真を撮ろうと思ったら…、まさかの5×5㎝の写真が撮影できない機種でした…!!!

ビザ用の5×5㎝の個人写真が撮影できるボックスは、調べたところ”富士フィルム”の写真ボックスが確実です(2024年1月現在)!!ネットで調べて富士フィルムの写真ボックスまで行き写真撮影したところ、5×5㎝の写真2枚+4.5㎝×3.5㎝の写真2枚のセットで1000円でした。

在日米国大使館内にも写真撮影できるボックスがあるそうなのですが、私の場合は当日の早朝出発ということもあり、予約時間ギリギリで到着して写真撮影できる時間がなくなってしまう等のトラブルを避けたかったので、事前撮影しました。

 

⑦申請書DS-11

こちらの書類は、在日米国大使館のサイトにオンライン申請書があり、詳しい記入例も載っており、時間は少々かかりますが、意外にスラスラ記入できました。アメリカの社会保障番号やら、髪の色、目の色、身長、緊急連絡先、両親の名前、最後に発行されたパスポートの情報などの内容を記入し、全6ページ分を片面コピーして申請日に持参します。

こちらの申請書に記入する”母親”の名前は、苗字を旧姓で記入する必要があります。←私は結婚後の苗字を誤って記入し、申請時に訂正するように言われましたので、みなさまもご注意を☆

 

⑧返信用レターパック

レターパックライト(370円・追跡あり・受領印なし・青色の封筒)もしくはレターパックプラス(520円・追跡あり・受領印または署名必要・赤色の封筒)に、自分の住所を記入して、当日持っていきます。レターパックライトもレターパックプラスも、コンビニのレジで購入できますし、もちろん郵便局でも購入できます。私はコンビニで、青色のレターパックライトを購入しました。安い方にしました…。

 

⑨申請料

パスポート(パスポートブック)の更新で、我が家の場合は合計135ドル(手数料も含む)でした。レートはその時々で変動はありますが、日本のカードでお支払い可能です。

 

 

パスポート更新を緊急でお願いしたい!場合

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特殊な事情状況の場合のみに、臨時パスポートを発行してもらえることがあるそうです。臨時パスポートは大使館・領事館を予約して足を運んで申請し、当日中に発行してもらえるそうです。誰もが納得する緊急の理由があれば、臨時パスポートをすぐに発行してもらい渡米することも可能ですね!

臨時パスポートの発行の際には、通常のパスポート更新の際に必要な書類と同じものが必要になります。

 

 

まとめ

アメリカ

16歳未満のアメリカパスポートの申請準備についてご紹介致しました。準備する書類などが意外に多く、両親同伴で予約も必要ですので、手際良くどんどん準備を進めていきましょう!

次の記事には、大阪ー神戸在日米国総領事館でパスポート更新の申請を行った際のレポートをご紹介していますので、こちらの記事も是非参考になさってください。↓

米国領事館内での子供のアメリカパスポートの更新手続き&面接情報をご紹介

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