前回プラバンでお花の立体イヤリングを作成した際、プラバンを焼成する前にキリで穴を開けたのですが、ピンバイスという工具を用いて、プラバン焼成後にキレイに穴開けする方法もございますので、今回はピンバイスでの穴開け方法をご説明したいと思います。
穴を開けるタイミングは焼成前?焼成後?
まず、プラバンに穴を開けるタイミングは焼成前か焼成後のどちらが良いか?とお悩みの方もいらっしゃると思います。しかし、そこまで悩む必要はなく、それは個人の好みで、どちらでも良いと私は思います。
焼成前のプラバンに穴あけする利点は、焼成前のプラバンは柔らかいため、穴あけが簡単です。が、焼成後はサイズが1/4くらいに縮むため、穴が予想より小さくなってしまった…なんていうこともあります。
焼成後のプラバンに穴あけする利点は、完成形のプラバンに狙った位置で穴あけができ、穴の大きさも自分でしっかり調整できる点です。ただ、道具が必要になってくるのと、やはりプラバンが固くなっていますので、穴あけには少し労力が必要になります。
私はどちらが好きかといいますと、私は焼成後の穴あけの方が慣れてくると簡単にできて良いなぁ…と最近思い始めました。
ピンバイスって何?
ピンバイスとは、小さい穴を手動で開けるドリルのことです。ホームセンターに行けば、本格的なもの(お値段も高くなってきます)が売っていますし、100均でも時々売っています。ちなみに下の写真のピンバイスは、セリアで購入したものです。
穴あけ用のドリルは様々な太さのものがあり、1.3mm、1.6mm、1.9mmなど、用途によって使い分けます。レジンアクセサリーなどに丸カンを通すために使うものは、1.3mmくらいのものが最適だと言われています。が、私は家に1.7mmしかないため(これしか買っていないため…)、いつも1.7mmを使っていますが、特にデザインに響くことなく、気にしなければ問題なく使えると思います。
100均のものと、それなりにお値段が高いものと、どちらが良いの?と思われる方がいらっしゃると思いますが、私の個人的意見ですが、クラフトでレジンなどに穴を開けるくらいでしたら、100均のもので十分使えると思います。他の用途で色々と使われるご予定の方は、ネットで太さの違う10本の穴あけ用のドリルを付け替えられる、ピンバイスセットが売っており、お値段も10本付いて1000円以下ですので、おすすめです。
ピンバイスの使い方
ピンバイスの使い方ですが、まずは写真をご覧ください。
上の写真のように、ピンバイスの背の部分を手のひらに押し当て、指先でピンバイスの柄の先端の方を持ちます。ピンバイスの背の部分はクルクルと回転するようになっていますので、背を手のひらで固定して、指先で柄をクルクル回してやることで、ピンバイスのドリル部分が穴を開けたい素材に食い込んでいく仕組みです。
プラバンに穴を開けてみる
それでは、実際にプラバンに穴を開けてみましょう。
準備するもの
・ピアスなどのパーツとして穴を開けたい焼成後のプラバン…お花の立体イヤリングを作ってみたい方は、コチラに作り方が載っていますので、参考にしてください(その場合は、焼成前に真ん中にキリで穴あけする工程は飛ばして、穴あけせずに、そのまま焼成してください。)
・カットボード…ピンバイスを使用する際に下に敷きます。
穴を開ける
①立体プラバンの場合は、穴を開ける面がしっかり下のカットボードに触れるように、傾けて手で押さえます。
②丸カンを最終的に通せると確信できる場所にピンバイスで穴を開ける。あまり内側の方で穴を開けると、丸カンが通せなくなりますし、外側すぎると割れてしまうことがありますので、穴あけの場所に注意してください。
完全に穴が貫通したら、穴あけの際に出たカスを息を吹きかけるなどして払います。
③完成です!キレイに穴が開きました。
穴に丸カンを通し、色々とアレンジして、かわいくしてくださいね!
私は同じように作った色違いのお花を、またまたイヤリングとしてアレンジしました。お花には2か所(上下)に穴を開けてアンレジしたところ、こんな感じになりました↓今回穴を開けたピングのお花はどうアレンジしようかまだ考え中です。
まとめ
ピンバイスでのプラバンの穴あけは、とても簡単にしかもキレイにできますので、お勧めです。ピンバイスを1本だけ持っているだけでも、重宝しますよ!