アメリカ・アーミッシュ村観光のすすめ!キルトや工芸品のお土産、アメリカンアンティークの掘出し物も見つけよう!

アメリカにいながら異国の地へ足を踏み入れたかのような感覚を味わえる”アーミッシュカントリー”。今日は私がよく行くオハイオ州のBrelinにあるアーミッシュカントリーのご紹介です。昔ながらの生活様式を維持しながらも現代に生きるアーミッシュ。アーミッシュとはどのような人たちで、どのような場所にどんな風に暮らしているのか?今回は、アーミッシュを観光者目線でご紹介したいと思います。

アーミッシュカントリーにはアメリカンアンティークのお店も多くあり、アンティーク好きの方にもおすすめです。

アーミッシュとは?

アーミッシュとは、Wikipediaによりますと、

アーミッシュ(英語: Amish[2]、ドイツ語: Amische[3])は、アメリカ合衆国のオハイオ州・ペンシルベニア州・中西部などやカナダ・オンタリオ州などに居住するドイツ系移民(ペンシルベニア・ダッチも含まれる)の宗教集団である。
移民当時の生活様式を保持し、農耕や牧畜によって自給自足生活をしていることで知られる。原郷はスイス、アルザス、シュワーベンなど。人口は20万人以上いるとされている

と説明があります。

電気も使わず、自動車も使わずにバギー(馬車)で移動、自給自足の生活をしているなど、現代技術の進歩とは真逆の生活を維持し、服装も女性は皆同じ髪型&濃い色の長いワンピース、男性はサスペンダー付きズボン&シャツ&帽子といったようにスタンダードが決まっています。教育は大抵8年のみ(高校、大学は通わない)、女性は結婚後は外に働きに出ない、コミュニティーの団結力がとても強いなどがあるそうです。

アーミッシュカントリーに一歩足を踏み入れると、なんだか異次元の世界へタイムスリップしたかのような不思議な感覚を味わうことができます。文化や宗教が全く違う人たちの暮らしぶりを、本や博物館などではなく、実際に暮らしている人々と接したり街を訪れることによって、全身で感じることができるアーミッシュカントリー。アーミッシュの生き方は、現代のせかせかと時間に追われて疲弊している私達にとっては、ちょっと憧れる部分もあり、その質素ともいえるシンプルな暮らしぶりを見ると、なんだか懐かしいような癒されるような不思議な気持ちに満たされます。

オハイオ州・Berlinのアーミッシュカントリーの場所

オハイオ州・Berlinのアーミッシュカントリーの場所は、以下になります。

車のナビで行く場合は、ベルリンの観光案内所あたりをゴールにして住所設定して行かれると良いと思います。

ちなみにオハイオ・Berlinの観光案内所(Ohio Amish Country)の住所は、

4843 Valley Dr Box 222,Berlin,OH 44610です。

参考までに、ミシガン州のアナーバーからですと、車で片道約3時間半です。

 

↓ミシガンから行く際に、いつも目にするこの看板。この看板を見ると、オハイオのアーミッシュの近くに来たなぁ…とワクワクします。

 

アーミッシュカントリーへ訪れる前の注意事項

基本的に、日曜日はほとんどのお店が閉まっていますので、日曜以外に行かれることをおすすめします。

また、アーミッシュの写真撮影は、勝手にしない方が良いそうです。勝手にアーミッシュの人たちの写真撮影をしてトラブルになった観光客も過去にいるという噂も…。

アーミッシュカントリーの見どころ:8つ

アーミッシュ

アメリカのアーミッシュカントリーが全て観光地化されているわけではありませんが、アーミッシュの人たちは手作りの家具や工芸品のお店を出して、それらの収入でも生活していますので、そういったお店へ行ったり、アーミッシュカントリーの雰囲気を感じるだけでも楽しいですよ!それでは、見どころをご紹介します!

見どころ①道路を走っている馬車

普通の一般道路を、アーミッシュの人たちは馬車(バギー)で走ります。初めてその光景を見ると多くの人は感動すると思います。それだけでも、アーミッシュカントリーに来て良かった…と思うはずです。

そして小さな疑問も生じます「え?この馬車は抜かして良いのかな…?」。

馬車は抜かしても良いそうなのですが、自動車と馬車との接触事故も時々あるそうですので、ご注意下さい。

 

↓抜かして良いのか最初は悩む馬車

 

↓馬車以外にも農作業の帰りの方とすれ違ったり、乗馬した女性も見かけました。

↓馬車の渋滞です。

 

見どころ②周りの景色&農耕風景

オハイオの私が訪れたアーミッシュカントリー周辺は、とにかく景色が素敵です。広大な農場や自然が広がっています。日本でいうと、まるで北海道のような…。

そして、そこで農作業をされているアーミッシュの方々を見つけたら、農作業の様子も遠目でチェックしてみてください。馬が大活躍していますし、見たこともないような大きな機械などを利用していることが分かりますよ。ちょっとした風景からでも、アーミッシュの生活を垣間見ることができます。

車で走って、アーミッシュカントリーの景色を感じるだけでも本当に気持ちが良く癒されます!是非、周りの景色も存分に楽しんで肌で感じてくださいね。

 

↓とても静かでのどかな景色に癒されます。

 

↓遠くてよく分からなかったのですが、刈り取った稲穂系のものを積み上げて、その上に人が乗っている??のかなぁと思います。ものすごい大きさだったので、びっくりしました。家よりも大きいレベルです。

↓こちらも積み上げています。

↓馬が大活躍です。

 

見どころ③珍しい道路標識

アーミッシュカントリーでしか見られない面白い道路標識が道のところどころに立っています。思わず、見つけて微笑んでしまう標識達です。ディズニーランドの隠れミッキーのように、見つけるとなんだか嬉しいので、皆さんも是非、かわいい標識を見つけてみてくださいね!

↓馬車や馬の標識なんて、絶対にここでしか見られないものですよね。

↓こちらのカーブの標識はアメリカのどこにでもある普通の標識なのですが、アーミッシュカントリーにあると、注意を促す乗り物の絵が馬車に思えてきてしまいます。

見どころ④アーミッシュの家

アーミッシュと知り合いではない限り、家に入ることはなかなか難しいのですが、アーミッシュカントリーによっては、アーミッシュの家でアーミッシュ料理の紹介イベントをやっていたり、お土産ショップになっている家の中に入る等、家の中を見ることも可能です。

ただ、家に入らずとも、道沿いに佇むアーミッシュの家の外観、そして庭などを見るだけでも、そのシンプルさや良い意味で素朴な雰囲気になんだか心が温かくなります。アメリカンカントリーが好きな方などは、インテリアやディスプレイで参考になることもあるかもしれません。

例えば、庭にお手製のブランコが大きな木の近くにあったり(とても素敵でした!!真似したいけれど、土地が狭くて…)、動物がいたり、小さな畑があったり…、色々なコミュニティのしがらみももちろんあるのでしょうが、この環境下では子供達はのびのび育つだろうなぁと羨ましく思いました。

↓素敵な庭のブランコです。私も乗ってみたいです。

↓庭もなんだか素敵。写真手前のベルが良いですね!

 

見どころ⑤アーミッシュの人・服装

アーミッシュのスタンダードファッション、私個人的にはなかなか素敵だなと思いましたし、好きです。柄物の服はなく、季節にもよると思いますが大抵は黒っぽい色だそうです。が、夏場は女性は水色やクリーム色など涼しげな色のワンピース姿の方も多かったです。靴も暗い色です。とてもシンプルです。髪型も皆同じ。男性はハットと髭とサスペンダーが特徴的です。まるで制服のようでもあるのですが、逆に落ち着くといいますか、見ていて心が穏やかになる感じです。

↓乾燥機がないので洗濯物は外で干します。確かに派手な色の服はないですね!

見どころ⑥アーミッシュツアーや乗馬体験

アーミッシュのツアーに参加したり、乗馬体験など、時間がある方は楽しまれるのも良いと思います。私はいつもアンティークショップ巡りも楽しみたいので時間がなく、ツアーなどには参加したことはありませんが、ツアーではアーミッシュの家を見学できたり、貴重な話を聞けると思います。

・バスに乗ってアーミッシュカントリーを見学するツアーです→Amish Heartland Tours

・乗馬もできます→Amish Country Riding Stables

・ツアーなどではなく、もう少しお手軽にアーミッシュを楽しめる場所ももちろん沢山あります(馬車に乗ったり、農場の動物にエサをやったり、自由に楽しめます)→Hershbergers(farm&bakery)

見どころ⑦アーミッシュのお店

自給自足で生活しているアーミッシュは、手作りの様々なものを販売しています。家具、キルト、チーズ、ロウソク、ジャム、パン、オーガニックの野菜、ポップコーンなどです。ところどころにお店が点在していますので、看板などを見逃さないようにショップ巡りを楽しんでください。

家具やキルトは、私もショップを覗いてみましたが、かなりのお値段でしたので、購入は諦めました。本当はキルトをお土産で購入したかったのですが、高かったです…。チーズや小さな雑貨などはお手頃にお土産として購入できると思います。

・キルトのお店なら、こちらのHELPING HANDS(Quilt Shop & Museum)が絶対におススメです。お店の中でアーミッシュの女性たちが実際にキルトを手縫いしていらっしゃいますので、どんな風に作られるのか分かりますよ。

 

見どころ⑧アンティークショップ

ミシガン州にもそれなりに大きなアンティークモールはあるのですが、オハイオのアーミッシュカントリー付近にも大きなアンティークショップがあり、とにかくアンティーク好きの方はとても楽しいと思います。どこもそうですが、10年ほど前までと比較して、日本人好みの食器類はだいぶ種類が減ってきたかな?という印象ではあるのですが、それでもやはり!掘出し物を見つけた時の嬉しさと言ったらないですよね!

私はオールドパイレックスのスノーフレイクのシリーズを沢山集めていましたが、オハイオで沢山かわいいものを見つけて買ってきました。ボウルや、バターケースも買ってしまいました。夫は、ディズニーのグラスを集めているので、ミシガンのショップでは見たことのないグラス系のものを色々購入していました。でも、グラスって割れやすくて保管が大変なんじゃないかな…と、丈夫なファイヤーキングやオールドパイレックスを手に持ちながら、いつもグラス製品を探す夫に素直に「いいね!」と言えない私がいます…。

オハイオ州のアンティークショップの情報が載っているサイトも色々ありますので、ネットで事前にチェックして行かれるのも良いですし、マップなどにも載っていないような偶然見つけた小さなアンティークショップにとんでもない掘出し物があることも多く、アンティークとの出会いは偶然やタイミングも大事で、それだけに楽しいですよね。

ちなみに、私が大量にスノーフレイクの食器を購入したお店は→Berlin Village Antique Mallです。上の写真のバターケースは$4.75。水色と白のキャセロールは1つ$8.00。行ったタイミングがラッキーだったとは思うのですが、安くて状態の良いものが沢山あって、興奮しました!

クッキーで有名な”ステラおばさん”はアーミッシュ

クッキーで有名な”ステラおばさん”は実在したアーミッシュの方だという事をって知っていましたか?ステラおばさんは、どうやらアメリカ・ペンシルベニア州のダッチカントリー出身のアーミッシュだそうです。言われてみれば、確かにパッケージなどに付いているステラおばさんは、アーミッシュの服装をしています。あの独特の帽子も!

日本で販売されているクッキーなどのレシピも、お料理上手なステラおばさん直伝のものから始まったそうです!

日本にアーミッシュはいませんが、こんな身近にアーミッシュを感じられるものがあるとは、ちょっと驚きですよね!

 

↓こちらの本、実は既に絶版になっています…。が、アーミッシュの人たちの生活に関しても書かれており、そして何より、アーミッシュの素朴で美味しいお菓子のレシピが載っています。個人的にはかなりおすすめな本です。私は一度、図書館で借りたのですが、おいしいクッキーを作ることができたので良かったです。最近、図書館でもこの本を見なくなり…、ネットで中古購入できることが分かりましたのでご興味のある方はチェックしてみてくださいね。

まとめ

オハイオ州のBerlinのアーミッシュ村のご紹介をさせていただきました。アーミッシュカントリー観光は、異次元の世界に来たかのようにとても不思議な気持ちになりますし、なかなかできない貴重な体験ですので、是非味わうべきだと思います。現代に生きるアーミッシュの人たちの生活に触れると、今の自分の生活を見つめ直すきっかけにもなるかもしれません。暖かい気候の時期に、是非一度、行かれてみると良いと思います!

 

 

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